京都大阪の医学部専門英語講師ブログ

対面、オンラインで意欲ある医学部受験生のための医学部受験英語を指導しています。2023年度中に医学部専門予備校の設立を予定しています。

共通テスト9割越えは灘、西大和、東大寺でも数名しかいない

大手予備校が発表した共通テストの平均点は数IAで38点など、歴代最低の点数だったと予想されています。

合計では50点から60点下がるのではないかと言われていますね。

それでも最上位の受験生は9割を超えている可能性があるかもしれないと思っていましたが、そうではないようです。

例年なら数十人はいる9割超えの生徒の数が、関西の進学校でもほとんどいないという話を聞きました。

自己採点で9割を超えているのは、灘9人、西大和4人、洛南数人、甲陽数人などどの高校でも数名。

8割を超えているのが、灘100人、西大和80人、洛南80人、東大寺80人という数字のようです。

例年なら9割を超えている人が8割5分に、8割後半の生徒は8割少し、8割前半の生徒は7割5分というように成績上位者でも全体に数十点下げています。

関西の私立進学校では、8割の得点帯の中にほとんど全ての受験生が入ってしまっているという状態です。

受験生の自信のなさを反映して、センターリサーチに書く第一志望の出願人数も低めに出るでしょうが、今年はここから志望を上げる受験生が続出します。

センターリサーチの結果を見て、自分だけではなく他の受験生も十分には得点できていないと知った受験生が、出願先を上げるからです。

非医学部では8割前半でも東大、京大には出願します。

地方国公立医学部は、7割5分前後でも戦えそうです。

何が何でも旧帝に出願するという受験生は早めに出願していいと思います。

地方国公立医学部を志望している受験生は、他の受験生の出願動向や倍率を見ながらギリギリまで待って出願することをおすすめします。

今日の13時に河合塾のバンザイシステムなど合否判定のデータが発表になります。

まずはこれを見て、冷静に状況を判断してください。