京都大阪の医学部専門英語講師ブログ

対面、オンラインで意欲ある医学部受験生のための医学部受験英語を指導しています。2023年度中に医学部専門予備校の設立を予定しています。

2023年度 滋賀医科大学 前期入試 解答速報 英語

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2023年度滋賀医科大学前期入試の英語の解答速報です。上のリンクからPDFをダウンロードできます。

形式や分量は昨年並み。英語の文章や設問は、やや易化しているかもしれません。問題を提供していただいた方、本当にありがとうございました。不明点があればお問合せください。

 

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2023年度 京都府立医科大学 前期入試 解答速報 英語

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今年の京都府医大の英語は大幅に易しくなりましたね。英語の解答速報です。上のリンクからPDFをダウンロードすることができます。参考になさってください。

 

2023/2/18 16:25 一部入力ミスを修正しました。ご連絡いただいた方ありがとうございました。

 

追って全訳を作成し、随時更新する予定です。

 

 

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2023年度 奈良県立医科大学 前期入試 解答速報 英語

下のリンクから解答のPDFをダウンロードすることができます。

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2023年度 奈良県立医科大学 前期入試 解答速報 英語

大問1 [自由英作(30点)] 人生の目標について70語から100語で

[解答例1] 

My life goal is to become a distinguished doctor who contributes to regional healthcare. I believe that quality healthcare is a basic human right and that every individual deserves access to it. As a doctor, I aspire to provide the highest standard of medical care to all patients, regardless of their social or economic background. Moreover, I hope to use my medical expertise to address health disparities in remote and underprivileged areas. Ultimately, I aim to make a positive impact on society by improving healthcare access and outcomes for all. (90 words)

[和訳]

私は大学受験生として、地域医療に貢献する優秀な医師になることを人生の目標としています。私は、質の高い医療は基本的人権であり、すべての人がそれを受ける権利があると信じています。私は医師として、社会的・経済的背景にかかわらず、すべての患者さんに最高水準の医療を提供したいと考えています。さらに、私の医学的専門知識を活かして、遠隔地や恵まれない地域の健康格差に対処したいと考えています。最終的には、すべての人のための医療アクセスと成果を改善することで、社会に良い影響を与えることを目指しています。

[解答例2]

My life goal is to become a doctor who provides quality healthcare to the local community while contributing to its well-being. I want to be a physician who is knowledgeable in medicine and aware of the local population's needs. I believe participating in community events and projects is essential to understand the social background there. By being involved in the community, I aim to build trust with patients and contribute to a healthy and prosperous community. I am determined to integrate my medical knowledge with community service to make a positive impact on people's lives. (95 words)

[和訳]

私の人生の目標は、地域社会に貢献しながら、質の高い医療を提供する医師になることです。医学の知識を持ち、地域の人々のニーズを把握できる医師になりたいと考えています。地域のイベントやプロジェクトに参加することは、そこにある社会的背景を理解するために必要不可欠だと考えています。地域と関わることで、患者さんとの信頼関係を築き、健康で豊かな地域社会に貢献することを目指しています。医療知識と地域貢献の融合を図り、人々の暮らしに良い影響を与えていきたいと考えています。

大問2 [長文問題]

1 [大意要約(20点)] 多様で新しい環境、食べ物、活動を経験することは、精神的な幸福感を高め、ポジティブな感情を増加させることが、最近の研究で明らかになった。研究者たちは、GPSに似た技術を使って132人の参加者の移動を追跡し、参加者がより多くの場所を訪れた日に、肯定的な感情がより高くなることを発見した。また、体験の多様性がより肯定的な感情と関連し、周囲の環境の探索への動機を高め、その後のより肯定的な感情を持つことを促進する肯定的なフィードバックループを生み出すことがわかった。本研究は、さまざまな環境を探索し、多様な経験をすることは、人間の自然な欲求であり、精神的な幸福に有益であることを示唆している。

2 [和文英訳(20点)]

It will require a bit of planning. But imagine that you have spent all day, watching TV and sitting on the couch without stepping out of your house.

3 [説明問題(10点)] 

参加者の地理的位置のスコアが高い日に肯定的な感情が高まると同時に、気分が良い日には環境探索の意欲も高まること。

4 [説明問題(10点)]

合計132名の実験参加者のGPSの座標を一日中3、4ヶ月間測定し、スマートフォンのシステムを用いて、一日を通してランダムな時間にポジティブとネガティブな感情の評価するように求めた。

[第1段落] さまざまな新しい可能性のある場所を探検したり、いろいろなものを食べたり、新しい思い出を作ったりと、旅行することを考えると期待がふくらみ始めます。それには少しばかりの計画を立てる必要が生じるでしょう。ですが、家から一歩も出ずに、一日中テレビを見て,ソファーに座って過ごしてしまったことを想像してみてください。COVID-19で大変だったのは、隔離のせいで新しい経験を追求する能力が大きく制限されたことです。いつもの環境に入れないことで、精神的な健康が損なわれているという研究結果もあります。共感できる方もいるかもしれません。しかし、普段はなかなか新しいことに挑戦できない方にとっては、この1年、無理をしてでも何らかのリズムを見つけることが大きな安心感につながったのではないでしょうか。新しい趣味を見つけたり、目標を立てたり、行ったことのない近所の場所に足を運んだりと、日常を生活するさまざまな方法発見をすることは、多くの人にとって有益で新鮮なようです。

build「(興奮などが)高まる」

[第2段落] これらの例から、経験の多様性、つまり新しい(または少なくとも異なる)場所に行って異なる経験をしたりすること、またはそのどちらかが、全体的な幸福感を向上させるということがおわかりいただけると思います。この原則は私たちにとってごく自然なことです。多くの人が、休暇に行くこと、あるいはあまり外向的でない人は毎日違うことをすることで幸せになることに同意していることでしょう。もっとわかりやすく言うと、人間の経験上、経験の多様性はポジティブな感情の増加と関連する可能性があるということです。そして探検は自然な人間の欲望なのので、このことは理にかなっています。

[第3段落] 興味深いことに、新しい体験が有益であることは、動物を対象とした研究でも明らかにされています。多様な体験ができる環境を自由に行き来できる動物は、精神的な幸福度が高い、つまり、社会的な活動性が高く、ストレスの多い状況への対応力が高いことが分かりました。つまり、仲間との活動が活発になり、ストレスの多い状況にも対応できるようになるのです。特に、記憶や報酬刺激への反応をつかさどる神経領域では、脳の構造や機能に大きな変化が伴うのです。

rewarding stimuli「報酬刺激」

[第4段落]  一方、経験の多様性のばらつきと、人間のの肯定的な感情状態との関係を調べた研究はこれまでほとんどありません。しかし、心強いことに、ヘラー氏と彼の率いたチームの最近の研究では、GPSに似たツールを使って、実世界の経験の多様性と、肯定的な感情との関連、およびこの関係を制御すると考えられる根底の神経機構を調べています。

encouragingly「元気づけるように, 激励して」

[第5段落] ヘラー氏のチームは、参加者の位置を追跡し、一日中GPSの座標を測定しました。これまでの研究において、この地理的位置を測定する方法は、動物の経験の多様性を評価するツールとして成功していることが確認されています。そこで本研究は、人間の肯定的なな感情の変化と関連づけることで、日々の移動が経験の多様性の正確な評価として機能しうるかどうかを検証することを目的としました。

[第6段落] 合計132名の参加者を3、4ヶ月間モニターし、スマートフォンのシステムを用いて、一日を通してランダムな時間にポジティブとネガティブな感情の評価を提供するよう求めました。参加者の地理的位置スコアは、参加者がより多くの場所を訪れ、それらの場所で多くの時間を過ごした日ほど高くなりました。

[第7段落]  最後に、地理的位置のトラッキング期間の終わりに、これらの参加者のうち少数のグループが、MRI(脳の活動を調べるスキャン)を受ける適格性があるかどうか審査されました。これは、体験の多様性と幸福感の潜在的な関係を説明する上で、脳のさまざまな部分がどのように連携しているかをより理解するために行われましたのです。

[第8段落]  予想通り、研究者は、参加者の地理的位置のスコアが高い日に肯定的な感情が高まることを発見し、新しい体験に毎日触れることが幸福と関連することを示しました。研究チームは、この関係が双方向性であるかどうか、つまり、気分が良い日には環境探索の意欲も高まるかどうかも調べました。興味深いことに、この2つ目の実験では、体験の多様性がより肯定的な感情と関連することが確認され、さらにこのことが、翌日により多くの新しく、多様な体験をすることと関連することも明らかになりました。これは、肯定的な感情を促進する行動が肯定的なフィードバックループ、すなわち「上昇スパイラル」を生み出し、その後のより肯定的な感情を促進するという理論と一致しているのです。

 

[出典] nature neroscience 2020/03/18

www.nature.com

 

大問3 [語彙問題]

1. (a) convince (b) injured

2. (a) integral (b) process

3. (a) deny (b) link

4. (a) predicted (b) symbol

5. (a) guidelines (b) exceed

 

1. The owners of the theme park have been trying to convince the general public that it is a safe place after two people were injured at the theme park last month.

先月、テーマパークで2人が負傷したあと、テーマパークのオーナーは一般市民に安全な場所であることを納得させようとしています。

2. English has become an integral part of the university's curriculum, and a student's overall English ability is also used as part of the university's selection process.

英語は大学のカリキュラムに不可欠な要素となっており、学生の総合的な英語能力も大学の選考の一部として使われている。

3. Many people continue to deny that there is a causal link between human actions and climate change.

多くの人は、人間の行動と気候変動の間に因果関係があることを否定し続けてきた。

4. Nobody could have predicted that the shy little boy would one day become a global sex symbol.

内気な少年がいつの日か世界的なセックスシンボルになるとは、誰も予想できなかっただろう。

5. The company guidelines state that employees who exceed their sales targets are eligible to receive a bonus.

会社の方針では、売上目標を上回った社員はボーナスを受け取る資格があるとされている。

 

大問4 [自由英作(50点)] パンデミック下で移動の自由を制限することの是非

[序論] I support limiting people's freedom of movement during a pandemic because it is a common strategy employed by governments worldwide to control the spread of the disease.

[本論] Governments limit movement to prevent individuals from transmitting the virus to others, which can overload healthcare systems. By slowing down the spread of the virus, governments can reduce the burden on healthcare systems and prioritize collective well-being over personal desires.

[結論] In conclusion, it is clear that limiting people's freedom of movement during a pandemic is a necessary measure. It can help control the spread of the disease, reduce the burden on healthcare systems, and ultimately benefit society as a whole.

 

 

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2022年度 京都府立医科大学 解答速報 英語

2022年度京都府立医科大学の英語の解答速報です。例年のこととはいえ、日本の国公立医学部の英語試験の中では最重量級の問題と設問ですね。一部苦労しました。ご意見などあれば教えていただければうれしいです。京府医前期の受験生のかた、本当におつかれさまでした。

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2022年度 滋賀医科大学 前期入試 解答速報 英語

本日行われた滋賀医科大学前期入試の英語の解答速報を作りました。受験生の方は参考にされてください。大問3の英作文は、日本語を厳密に解釈して解答を作り込みましたが、合格者の実際の答案はここまでではないと予想しています。受験生のみなさんお疲れ様でした。