共通テストで最悪の失敗は解答科目欄のマークミス
共通テストで最悪の失敗は解答科目欄のマークミスです。
しかも自己採点したあとでも、気づかずに出願してしまうことがありえることを考えると考えられるうる限りまさに最悪のミスです。
共通テスト(センター試験)では、受験番号、氏名、試験場コードの記入もれは救済されます。これは大学入試センターが公式に発表しています。
- 受験番号をマークし忘れた
- 氏名(フリガナ)を書き忘れた
- 試験場コードを記入しなかった
記入漏れや記入間違いがあった場合には、解答用紙に書かれた情報(受験番号や氏名)や試験室の座席位置から個人を特定できた場合に限り、採点します。
共通一次、センター試験の初期には救済されていませんでしたが、不備のために不合格になる受験生があまりに多いため救済されるようになりました。
試験終了ギリギリや試験後に、万一記入の不備に気づいても安心してください。
不安で次の試験の集中力なくしてしまったりする必要はありません。
しかし、どうやっても救済されないのは選択解答科目欄のマークミスです。
- 地歴公民
- 理科①、理科②
では選択科目もマークミスが起こりやすく、これは試験室の座席位置から個人が特定できたとしても救済できません。
- 第一解答科目のマーク欄に2科目分をマーク
- 同一名称を含む科目の組み合わせで2科目をマーク
- 第一解答科目と第二解答科目のマーク欄に同じ科目をマーク
- 1つの解答科目欄に2科目分をマーク
- 2つの解答科目欄に同じ科目をマーク
- 2つの解答科目欄のうち1つの解答科目欄にだけマーク
これらの場合、
- 2科目とも0点
- 第一解答科目には選択した科目を通常通り採点。第二解答科目は0点
- 第一解答科目には選択した科目を通常通り採点。第二解答科目は0点
- 2科目とも0点
- 高得点の方を解答科目として取り扱い,他方は0点
- マークのある科目のみ採点し,もう一方の科目は0点
特に5については、なんとしても受験生を救済しようとする大学入試センターの温情を感じます。しかしこれ以上はどうしようもありません。
統計を取る方法がないので正確な数字は分かりません。しかし毎年多くの受験生が解答科目欄のマークミスで採点不能、二段階選抜で足切り、受験した大学で不合格になっていると思われます。
「開始してください」と試験管から声がかかると、一秒でも試験問題を見たいので問題冊子を開けて解答したくなるの受験生の心理なのはよく分かります。
でも、最初に正確に解答科目欄に正確にマークしてください。
そして試験時間の終わりにも、正確にマークされているかもう一度チェックしてください。
これまで一度もこんなミスをしたことがないから大丈夫と思うかもしれません。
でも47万人の受験生の100人に1人がミスしたとして4700人、200人に1人としても2350人です。
絶対に9割は取らなくてはいけない、事故っても8割5分は取りたいと思う受験生が、
緊張のあまりそれまでしたことのないミスをしてしまうことがあります。
一瞬のマークミスで、200点、100点が吹っ飛んでしまうかもしれません。
くれぐれも解答科目欄のマークミスには注意してください。