共通テストに向けてコンディションを整える
今週末には共通テストが実施されます。
過去に共通一次試験からセンター試験に切り替わったときにも、3年目までは難易度が安定せず、一部科目では問題が難しくなりました。
共通テストも本来は平均点を50点程度にすると正式に発表されていました。しかし、昨年度の共通テスト初年度は、それから考えるとさほど平均点が下がらなかったのですね。
だから、今年の共通テストは難しくなると考えている専門家の方が多く、私もそうかもしれないと思っています。
また予備校などの模試や、予想問題パックなども今年の問題は、実際の共通テストに完全に準拠したものは少なく、独自の予想を加えたものだったはずです。
大学入試センターが実施したテストは、試行テスト、実際の共通テストだけしかなかったのですから、サンプルが少なく予備校や出版社が全くそれと同じ形式で問題を作るだけでは十分な予想ができないと考えたからです。
共通テストの参考書、問題集も予備校や出版社から出されていますが、これも過去の問題の数が少ないために共通テスト完全準拠とうたいながら、かなり実際の問題とはかけ離れた問題が収録されています。
- 問題が難化するかもしれない
- 模試、予想問題パックが共通テストに完全準拠していない
- 参考書、問題集も完全準拠をうたいながら実際はそうではない
しかし、これは全ての受験生に共通する条件で、自分だけそういう目に遭っているわけではありません。
受験勉強が間に合っていないからとどうしても夜更かししてしまう受験生がいるかもしれません。共通テストは、早朝から実施され真夜中に行われるわけではありません。
試験会場と開始時間をチェックして、当日起きなくてはらない時間を決めて、これから試験まで毎日同じ時間に起きて、太陽の光を浴びましょう。
やる気があっても試験当日にベストコンディションで受験できるわけではありません。ホルモンのバランスまでやる気ではコントロールできないのです。
今日から土曜日までは、体調のコントロールを必ず意識してください。
予想問題演習を繰り返すにしても、知らなかったこと、できなかったことに意識を向けるよりも、知っていたはずなのに思い出せなかったことなどの復習と時間配分に注意して学習してください。