京都大阪の医学部専門英語講師ブログ

対面、オンラインで意欲ある医学部受験生のための医学部受験英語を指導しています。2023年度中に医学部専門予備校の設立を予定しています。

川崎医科大学の卒業留年の人数を知って思い出したこと

川崎医大は過去30年くらい毎年、教え子の医学部志望者を合格させてもらっているので感謝の気持ちがあります。

川崎医大に進学した受験生のことで思い出すことはたくさんあります。

  • 附属高校から川崎医大に進学し、2年で放校。医学部専門予備校で2年間勉強し近大医学部に進学。留年を繰り返し卒業。MECに2年通って医師国家試験を目指すも、マッチングで近大病院にも拾ってもらえない。
  • 附属高校から川崎医大に進学し、毎年留年しながら結局12年通って最後の学年で放校。医学部専門予備校で1年勉強し、松本歯科大学に進学。
  • 私が出講している関西の私立高校から現役で川崎医大に進学。気立の良い女子だったが6年次に妊娠、国試直前に川崎医大病院で出産。国試合格後に川崎医大病院で初期研修。
  • 私が出講している関西の私立高校から1浪で川崎医大に進学。留年を繰り返し、6年後に放校。大阪の医学部専門予備校で1年勉強し、愛知県の私立歯学部に進学。
  • 再受験で川崎医大に進学。国浪し大阪のMECで1年勉強の後に京大病院にマッチ。大阪の市中病院で2年勤務、大阪の財閥系病院で2年勤務後にクリニック開業。その後、川崎医大大学院に復学。

川崎医大出身の保護者でも思い出すことがあります。

  • かなり入りやすかった時代の川崎医大に進学し、整形で開業。息子を医学部入れたいと思い、大阪の医学部専門予備校に通わせるが4年で無理だったので福岡歯科大に進学させる。福歯は6年で卒業。現在は関西の大学病院に勤務。
  • 川崎医大を卒業し、大学近くで開業。母親も研究者として川崎医大に勤務。娘を岡山県の私立進学校に進学させ医学部に進ませたいと思うも現役では無理。広島の医学部専門予備校に1年間通わせても無理で、京都の医学部専門予備校に通わせても無理。以降の消息は分かりません。

出講している大阪の医学部専門予備校や私立高校の受験生の中で、川崎医大に進学したいと直前の勉強を必死にやっている人がいるので、今回の卒業留年の割合や、過去の医師国家試験の合格率を見せて直前のやる気をくじきたくありません。

大学進学後のことをは、進学したあとの自分の頑張りが決めることです。こういう言い方は抵抗のある人もいますが、資格は取ったもん勝ちです。

医学部に入る時期は早ければ早いほど働ける期間は長くなります。

川崎医大は学費も高いので、川崎医大は受験せず他大学しか受験しない生徒もいますが経済的に問題がないなら川崎医大も受験して1年でも早く進学した方がいいです。

40代、50代のドクターと受験時代の話をすると、大学にこだわって何年も浪人したが今から考えると子供っぽい考えだったと聞くことがあります。

例えば東大理3、京大医学部、阪大医学部にこだわって駿台で浪人を繰り返したが、医学部入りそののち勤務医をしても開業するにしても、本当に出身大学で差はない。卒後、自分がその分野でどれだけ仕事をするかの方がよっぽど重要だと言うドクターばかりです。

自分の専門分野でも東大を出てるから、京大を出てるかといって活躍の度合いが変わるのでわけでは全くないと。私立医大でも同じことだと思います。

国公立大学の受験生は共通テストが近づいています。私立医学部の入試日も近づいてきました。

後悔のないように最後までしっかり勉強して合格し、進学後には後の充実した人生のためにしっかり努めてください。